竜山(ヨンサン)再開発反対で座り込みをしていた住民が死亡した事件が起こった20日、青瓦台と政府は緊迫した。李明博大統領が「1・19内閣改造」で新しい出発を誓った翌日に起こった悪材料である上、時間が経って死傷者の増えるなど事態が拡散したからだ。真相究明が遅くなった場合、ややもするとこの事件が第2のろうそくデモに広がると青瓦台では懸念した。
この日午前、青瓦台で李大統領主宰で行われた国務会議は、初盤だけでも雰囲気が良かった。しかし会議中、撤去民死亡のニュースが報告されると雰囲気が重くなったという。以後、韓昇洙(ハン・スンス)国務総理が関係長官たちに「警察が事件当事者であるだけに調査本部は検察に設置するほうが良いだろう」「竜山区の次元で事故対策組を運営せず、ソウル市で直接担当しろ」という指示を下したと出席者たちが伝えた。