【社説】LGのバッテリーと「ジェネシス」が誇らしい
経済危機の寒波で経済指標に軒並み赤信号が灯る中、米デトロイトで開かれた北米国際自動車ショーで韓国経済再起の希望を示す2つのうれしい知らせが入ってきた。現代(ヒョンデ)自動車の高級車モデルの「ジェネシス」が11日に「2009年北米カーオブザイヤー」に選ばれたのに続き、13日には来年から商用化する世界最初の電気自動車、ゼネラルモーターズ(GM)の「シボレー・ボルト」のバッテリーにLG化学のリチウムイオン製品が決定されたことだ。これは韓国企業の競争力を立証し、韓国経済の回復可能性を高めた点で産業界の快挙と言えるだろう。
LG化学のリチウムイオンバッテリーは、これまで日本製品に押され自動車用電池として商用化されていなかった。しかし今回次世代グリーン技術産業の寵児として選ばれた商用電気自動車の専用バッテリーに選定され、一大逆転の機会をつかんだことになる。GMが生産する電気自動車は、これまで日本の自動車メーカーが主導してきた電気・燃料兼用のハイブリッドカーと違い、電気だけで走る次世代親環境製品だ。その核心がLG化学が供給する専用バッテリーだ。LG化学がこの未来の新成長産業の核心部品を単独供給することで、技術発展はもちろん、市場先取りの機会をつかんだことになる。