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【社説】果敢な金利引下げ…これからは構造調整と財政投資だ

2009.01.10 12:16
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韓国銀行が市場の期待通りに基準金利を0.5%引き下げた。これにより基準金利は年2.5%と過去最低を記録することになった。韓国銀行は予想より景気が冷え込めば金利を追加で引き下げる余地も残した。今回の基準金利引き下げにより家計と企業の利子負担は相当に緩和されるのは明らかだ。墜落する景気低迷にもややブレーキがかかるものと期待される。韓国銀行は昨年10月以降に基準金利を2.75%引き下げる積極的な姿を見せている。経済危機が押し寄せてくれば金融政策の中心は物価安定から実体経済回復にシフトするのは当然のことだ。今年上半期に最悪の景気低迷が予告される中、韓国銀行の迅速で果敢な決断を歓迎する。

基準金利を引き下げたからと雇用市場が安定することを望むのは現時点では性急な期待だ。昨年下半期以降破格的な基準金利引き下げが相次いでいるが、資金収縮減少は依然として消えずにいる。銀行周辺の短期市場には資金があふれているが、実際に企業は流動性枯渇にあえいでいる。中央銀行の金利引き上げと流動性供給だけでは限界がある。資金市場全体の「貧血」は解消されるが、「動脈(金脈)硬化」が直らない限り、資金が実体部門まで流れていくのは容易でないためだ。いまはこうした死角地帯を減らしどのように企業まで資金が効果的に流れるようにするかがカギだ。

 
韓国銀行の金利引下げ幅は市場の期待より小さかったかもしれない。しかしいまは資金を滞りなく流すことがはるかに重要だ。まずは企業の構造調整作業から速やかに終わらせる必要がある。経済主体の間の不信からなくさなければ不確実性は軽減されない。政府は果敢に財政投資を増やし、より迅速に執行しなければならない。そうすることで市場の安堵感を呼び起こし、金脈硬化を直すことができる。経済政策がうまくマッチするとき、期待以上の効果を得られるだろう。韓国銀行の基準金利引き下げがより大きな効果を出すには速やかな構造調整という産業政策、政府の果敢な財政政策がといっしょにかみ合わなければならないだろう。

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