【社説】罪のない犠牲を阻むため中東の銃声直ちに止めるべき
イスラエルとパレスチナ武装勢力であるハマスとの間の流血紛争が新年に入って広がっている。この1週間、イスラエル側空襲でハマスが掌握しているガザ地区ですでに5百人以上が命を失った。このうち大多数が民間人で、子供の死亡者も80人に達するという。昨日、イスラエルが地上軍まで電撃投入したことで死傷者の規模は雪だるまのように増える見込みだ。国連とヨーロッパ連合(EU)など国際社会は民間人に大きな打撃を与える地上戦開始に深い懸念を示し、即刻休戦を促した。どんな大義名分も罪のない生命を無差別で犠牲にする戦争を正当化することはできない。イスラエルとハマスは国際社会の勧告を受け入れて1日も早く軍事行動を中断すべきだ。
しかし残念ながら両側ともに素直に休戦案を受け入れる態勢ではない。イスラエルは南部イスラエルに恐るべき攻撃を敢行してきたハマスのロケット基盤施設を焦土化しようと伺っている。この機会にハマスを潰滅させてしまおうとする意図も垣間見える。そこで莫大な規模の予備軍まで動員し、長期戦に備えている。ハマスも「ガザ地区がイスラエル兵士らの墓になる」とし、戦意を燃やしている。どちらも子供を含む罪のない民間人の被害を気づかう気配ではない。イスラエル側はむしろ「市民たちを人間の盾として利用する」とハマスに非難の矢を向けている。