企業の構造調整作業のペースが速まっている。債権金融機関調整委員会を主軸に、資金難に陥った企業を選り分け支援可否を迅速に決定することにしたためだ。これまで信用収縮が緩和されなかった根本的な原因のひとつが企業構造調整の不振だったという点から、今回の措置は遅くはなったが幸いなことだ。
また、こうした構造調整作業を後押しするため段階的に銀行の資本を拡充するようにしたことも望ましいことだ。構造調整過程でやむなく増える不良債権を振り払えるよう予備資本を供給するというもののためだ。ここへ金融委員会と金融監督院が合同で企業財務改善支援団を構成し、金融機関の構造調整作業の督励に乗り出した。いまや構造調整の基本の枠組みができただけに、残されたことは構造調整作業の速度を上げることだけだ。構造調整を速やかに終えられるほど、経済の不安要因が解消され信用収縮も早期に緩和することができる。