第3四半期の企業の収益性が大幅に悪化したことが示された。ウォン安ドル高の急進行に原材料価格の上昇まで重なったためだ。外形は大きくなったが、利益が減るなど中身はなく、負債比率も拡大し財務構造も悪化した。
韓国銀行が4日に明らかにしたところによると、上場・登録企業1600社余りを対象に第3四半期の経営実績を分析した結果、昨年の同じ時期に比べ売上は28.6%増えた。伸び率は前四半期より3.8ポイント上昇した。しかし収益性では後退している。営業利益率は5.9%で前四半期より1.7ポイント下落した。1000ウォンの売上で76ウォンの利益が出ていたものが、59ウォンしか残らなくなった。売上は伸びても営業利益として残る部分はむしろ減ったことになる。