トヨタ、現金保有6兆円…「財務担当は蔵を守ること」
最近の自動車業界の話題は「生き残り」です。グローバル金融危機の余波で販売減少がこれほど深刻なことはありません。1970年代石油ショック以来最悪だといいます。米国では120年の自動車の歴史の中で初めて経験することだという人もいます。かなり多数の会社が車を売って利益を出す基本的な企業活動よりは借金をしても、資産を売っても今すぐ不足した現金を調達するのに血眼になっています。「この時期をなんとしてでも乗り越えよう」という感じに、です。
それなら世界自動車業界で現金が最も多い会社はどこでしょうか。断然トヨタが挙げられます。トヨタの現金保有額は最小6兆円(約80兆ウォン)と推算されます。もちろん3カ月以内に現金化できる金融資産です。次にBMW、ホンダ、ポルシェが約10兆~15兆ウォンの現金を持っているものと推算されます。トヨタは2001年以来、毎年10兆ウォン以上、純利益を出しました。研究開発コスト投資以外には配当金もあまり与えず現金を積みたてておきました。現代自動車は約3~4兆ウォン程度現金を保有していると自動車アナリストたちは見ています。起亜車は現金が少なく、毎月汲々としていると知られています。