国家人権委員会(以下、人権委)が非難を浴びている。 ろうそく集会と関連し、「警察が過度な武力を使用し、集会参加者の人権を侵害した」として、警察庁長ら責任者に警告および懲戒を勧告したからだ。 当時の暴力デモで多くの戦闘・機動警察が負傷したことについては言及せず、警察の鎮圧だけを問題視する人権委の決定は、誰が見てもおかしい。 このため、警察と法務部が直ちに反論したのに続き、国政監査でも国会議員の糾弾が相次いだ。 一部の保守団体は人権委の解体を主張している。
状態がこうであるにもかかわらず、人権委側は法と原則に基づくものだという主張を繰り返している。 人権委法に基づき、国家機関、地方自治体、拘禁・保護施設など公権力による人権侵害だけを調査対象と見なすということだ。 人権委は、デモ隊に踏みにじられた戦闘・機動警察の人権まで考える立場ではないという話だ。 しかしこれは弁解にすぎない。 人権委は北朝鮮の人権に対しても法の適用対象ではないとして顔を背けてきたが、世論の叱責が続いたため、今年に入って6大重点課題に含めた。 またスポーツ分野のセクハラなど各種差別問題の場合、民間企業にいたるまで幅広く調査対象としている。 人権委の主張が説得力を得られない理由だ。