中国産の食品などに化学物質「メラミン」が混入する事例が相次いでいる中、メラミンをめぐる恐怖が他人事ではないことが分かった。中国からOEM(相手先ブランド製造)方式で製造、輸入された、国内の大手菓子メーカーのコメ菓子など2種類の輸入菓子からメラミンが検出されたのだ。食品医薬品安全庁(食薬庁)が中国産粉ミルクを使った菓子、パン、チョコレート、キャンディなど428製品のサンプル検査を実施して分かったものだ。
検査が終わるまで、どれだけ多くの製品から追加でメラミンが検出されるものか分からない。メラミンが混入した粉ミルクを飲んで死亡する事件が初めて報じられた11日までは、当局は「問題となった粉ミルクが韓国内には輸入されていない」という言葉を繰り返すだけだった。その後、乳製品を使った加工食品の安全性を指摘する声が殺到すると、17日になって検査に着手、製品からメラミンが検出された後、慌てて輸入禁止措置を取ったのだ。食薬庁は「今後輸入されるすべての中国産製品に対し、輸入段階の検査を強化、商品として不適当の食品の輸入は遮断する」と明らかにした。