1920年代のウォール街(Wall street)はすべてがバラ色だった。 第一次世界大戦の終戦と自動車の普及による活況は、投資家をウォール街に誘惑した。 大西洋横断船に仲介所を開場するほどだったのだから、今で言えば国際線の旅客機に座って株式を売買するほどの株ブームだったということだ。 お金があふれるウォール街では禁酒令をあざ笑うかのように不許可の酒屋が繁盛した。 「酒をつくるのは不法だが、飲むのはかまわない」と言って乾杯した。 その資金源が膨らんだ信用評価で銀行から借りた金だという事実は今と同じだった。