ソウル中央地検特殊１部は８日、キョン・ミョンチョル元ＫＢＳ制作本部長を被疑者として召喚し、調査したと明らかにした。

検察関係者はこの日「キョン前本部長を５日、芸能企画会社から所属芸能人の放送出演の対価として数千万ウォンを受け取った疑いで調査した。後日追加調査を行って司法処理する方針」と明らかにした。キョン元本部長は放送３社のプロデューサー不正捜査対象のうち、最高位級の役員級だ。先週、ＫＢＳ高位職からイ・ウォングン副社長らほかの役員とともに退任した。彼は２０００～２００２年、芸能局長を経て昨年４月、ＫＢＳのドラマ局と芸能局を統括するテレビ制作本部長に任命された。

検察はまた、逮捕令状を発行され、検挙したＫＢＳ局長級プロデューサーパク・ヘソン芸能１チーム長（５２）が、ＫＢＳの年末の「歌謡大賞」の授賞に関連し、芸能企画会社から「所属歌手が賞をもらえるようにしてほしい」という依頼とともに数千万ウォンを受け取った疑いをさらに聞きつけた。

金を渡した一部の歌手は実際その年、歌謡大賞で賞を受賞したものと明らかになった。「歌謡大賞」受賞をめぐるロビーが事実として確認されたのだ。

検察関係者は「年末歌謡大賞と関連し、多くの歌手たちが金を渡したが、ロビーに成功できなかったケースもあった」と話した。

◆ＫＢＳ制作本部長＝ＫＢＳのドラマと芸能・教養プログラム制作を統括する補職。ＫＢＳ本社と地方総局傘下のプロデューサー９３５人とカメラマンら制作関連の関係者３４２人（正規職基準）を指揮する。