【社説】インターネットで激しさをみせる反韓・反中感情
中国内の反韓感情が目立ち始めている。「中国の4大発明品を韓国が作ったと主張する」といった偽りのうわさが飛んでいるが「韓国が(米国の水泳の英雄)マイケル・フェルプスが韓国人だと言っている」とまで飛んでいるという。中国内の一部メディアが根拠のない内容を報道すると、これをポータルサイトが先を争って掲載し、また2億5300万人といわれる中国ネチズンらが熱心にこれを広げ、嫌韓論がたちまち拡散しているというわけだ。
こうした中国人たちの反韓感情が広く伝わると韓国人たちの反中感情も乗じて広がりを見せている。ネイバー、ダウムなどポータルに数十のアンチ中国サイトが作られ、会員数を増やしているという。間違えば両国民の間の感情の溝が深まってしまう。李明博(イ・ミョンバク)大統領も反韓・反中感情に対して言及し「非常に懸念している」と述べている。多様な原因が指摘されているが、今はどちらの過ちが大きいかなどを比べるときではない。