性犯罪者に「電子足輪」(GPSアンクレット)をつけて位置を追跡する制度が今日から施行される。 2度以上の性犯罪または13歳未満の児童に性的暴行を加えた前科者や仮釈放者、執行猶予者の位置を24時間終始、最長10年間追跡する制度だ。 97年に米フロリダ州で初めて導入されて以来、世界10余カ国で施行されている。
国内での施行はやや遅れた感もある。 性犯罪は再犯防止が特に重要だからだ。 昨年発生した性犯罪1万5326件のうち再犯率は50.3%(8296件)にのぼる。 さらに被害者のうち35.6%が児童・青少年だ。