李明博（イ・ミョンバク）大統領が８日、中国・北京で北朝鮮の金永南（キム・ヨンナム）最高人民会議常任委員長と会合するものとみられる。

北京五輪開会式に出席するため８、９日に北京を訪問する李大統領は、中国の胡錦濤・国家主席が主催する昼食会と五輪開会式の際、金委員長と自然に会合することになると、青瓦台（チョンワデ、大統領府）主要当局者が３日に伝えた。

この当局者は「胡主席が主催する昼食会に李大統領と金委員長がともに招かれており、同じテーブルに座席が配置された」とし「顔をあわせるほど近い席ではなく２人だけの対話は難しいものの、自然な対話を念頭に置いて準備中だ」と述べた。

一方、李大統領は訪中期間に胡主席をはじめトルクメニスタン、カザフスタン、アルジェリアなど資源が豊かな国の首脳らと会談し、エネルギー、資源分野の協力策について話しあうことになる。

韓中首脳会談では、８月下旬に予定された胡主席の訪韓日程について協議すると、青瓦台当局者が説明した。

李東官（イ・トングァン）青瓦台スポークスマンは「韓国大統領が海外で開催される五輪の開会式に出席するのは今回が初めて」とし「李大統領の５月の訪中から約２カ月後に再び首脳会談が開かれるのは、戦略的協力関係に格上げされた両国の友好関係を象徴するもの」と強調した。

李大統領はこれに先立ち、６日、ブッシュ米大統領との首脳会談に臨む。