<金剛山銃撃死亡事件>「100メートル前後から撃たれた」
金剛山(クムガンサン)観光客銃撃死亡事件を調査中の政府合同調査団は先月27~28日、江原道東海(カンウォンド・トンヘ)で実施された模擬銃撃実験の結果、故パク・ワンジャさんは停止しているか、ゆっくり歩いていたとき、100メートル以内の距離から銃撃を受けて死亡したものと推定されると1日、明らかにした。これはパクさんが北朝鮮兵士の止まれという命令を聞かず、500メートル逃走して銃撃されたという北朝鮮の主張に反するものであり、疑惑が膨らんでいる。
合同調査団のキム・トンファン国立科学捜査研究所銃器研究室長は、この日のブリーフィングで「銃撃に使われたものと推定されるAK-74小銃で実験した結果、命中した射程距離は、依託射撃(銃を固定した射撃)は100メートル以内、立って撃った姿勢では60メートルの程度と推定される」とし「故人が北朝鮮の主張どおり逃走中であれば射程距離は100メートルよりずっと近くの距離である可能性がある」と述べた。