オリンピック(五輪)は世界最大の総合競技大会だ。 今回の北京五輪でも28種目・302個の金メダルをかけて熱戦が繰り広げられる。 このようにさまざまな種目があるため、思いも寄らない規定も多い。 ユニフォームの色や競技用品に関する規定は基本だ。 柔道には道着のにおい、ボクシングにはひげに関する規定もある。
88年ソウル五輪のボクシング金メダリストのキム・クァンソンは口ひげがトレードマークだった。 しかしなぜ顎ひげはなかったのか。 規定のためだ。 アマチュアボクシングの場合、口ひげは認めらるが、顎ひげは禁止されている。 顎ひげを生やせば失格になる。 競技に支障のない口ひげとは違い、顎ひげはクリンチの際、相手の皮膚を刺激し、目に入る可能性もある。 プロボクシングにはこういう規定がない。