米景気の後退で中国が‘成長’憂慮…日本では物価上昇
景気が後退する中でも物価は上がるというスタグフレーションの暗雲が本格的に世界経済を覆い始めた。 中国は経済成長を、日本は物価を心配し始めている。 中国が5年連続の2けた成長で景気の過熱を懸念し、日本はデフレ脱出を目標にしてきた点を勘案すると、状況は大きく変化している。 こうした現象をもたらしたのは原油価格の高騰と米景気の後退だ。
LG経済研究院のイ・ジピョン研究委員は「金融ショックと原資材価格の急騰で世界経済の安定成長期が終わりつつある」とし「来年は今年よりも振るわず、物価上昇圧力も予想以上に高まる可能性がある」と伝えた。