若年層の就職待機者は今年5月、55万3000人に達し、昨年に比べて2万3000人、増加した。若年層の就職待機者に最も人気ある職種は公務員だった。公務員試験に備えている就職待機者は全体の就職待機者の36%だが、公務員試験が専門職に分類されていることを考慮すると、実際の公務員志望者はこれより多いと見込まれている。女性は教員、男性は専門職を希望する比率が相対的に高かった。
学校を卒業してから定職に就くまでにかかった期間は平均11カ月だった。10人中1人は定職につくまでに、3年以上の期間がかかっている。しかし安定した就職先は非常に少なく、契約期間を定めずに就職できるケースは10人中、約6人だった。女性はこの比率が67%、男性は59%だった。