「北京へ連れていくには不安で、だからといって捨てるのは惜しい…」。

かつて‘サッカーの天才’と呼ばれて国民から愛された朴主永（パク・ジュヨン、２３、ソウル）が、朴成華（パク・ソンファ）チームの‘鶏肋’に転落した。 朴主永がオリンピック（五輪）チームで過去の姿を取り戻せない間、徐東鉉（ソ・ドンヒョン）、辛泳録（シン・ヨンロク、ともに水原）らが勢いよく浮上してきた。

五輪代表チームが北京五輪開幕を約１カ月後に控えて集まった７日、７対７のミニゲームで朴主永が何度も得点チャンスを逃すと、同じチームのある選手は「おい、朴主永！」と叫びながら苛立ちを見せた。 朴成華監督と洪明甫（ホン・ミョンボ）コーチ、姜喆（カン・チョル）コーチは心配そうな表情で朴主永の動きを目で追っていた。

練習が終わった後、朴監督は「朴主永でも最終エントリーから抜ける可能性がある。 過去にこだわっていれば機会を失うことがある」と警告した。 しかし公式インタビューが終わった後、記者と別に会った席では「それでもやはり朴主永は連れていくべきではないか」と話し、未練を表した。

朴主永は今季プロサッカーＫリーグ１４試合に出場し、わずか２得点。 許丁茂（ホ・ジョンム）チームの一員として出場した２０１０南アフリカワールドカップ（Ｗ杯）アジア３次予選でもＰＫの２ゴールがすべてだ。 最近は右ひざに炎症もある。

朴監督は「今は（朴主永に対し）何も言わずに見守ることが一番の支援」と語った。 自ら調子を上げるまで‘沈黙効果’に期待するという考えだ。 問題は時間。 国際サッカー連盟（ＦＩＦＡ）の五輪チーム最終エントリー（１８人＋予備４人）締め切りは２３日だ。


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