【社説】日本「独島は日本の領土」明記、考え捨てるべき
韓日関係が再び岐路に立たされている。日本が中・高校教科書指導要領の解説書に「竹島(独島)は日本の領土」と明記するかを来週最終決定するからだ。現在、日本がどんな決断を下すかはわかっていない。文部省は教科書明記を強行するものとみられる。しかし福田康夫首相を含めた日本内の政界は両国関係の悪化を懸念して異なる案を講じているという。日本政府が対局的次元で賢明な決断を下すことを心から望む。
韓国で李明博政府、日本では福田内閣がそれぞれ発足すると真の意味での両国関係進展に対して期待がもたれるようになった。両首脳が「過去」よりは「未来」を重視するということで認識を等しくしたからだ。李大統領は「歴史は忘れないが、過去に縛られて未来に進むことに支障があってはいけない」と強調した。福田首相も韓国を含む東アジア諸国との善隣外交を力説した。こんなときに「独島が日本の領土」などという内容を中・高校教科書に反映させるとは日本の本音は一体何なのか問いたい。表だけで甘い言葉を吐いて、裏では韓国を無視するというのか。