米国牛肉の輸入に反対するデモ隊が精肉店の前にまで現れ、販売を妨害している。 これは精肉店側の損失や客の不便などという小さな問題ではない。 広場のデモとは違うレベルで韓国社会の基本秩序を揺るがす不法行為だ。 消費者のためだと言っている人たちが、消費者の権利を無視して市場の秩序を乱すという自家撞着に陥っている。
法的に精肉店前のデモ隊の形態は刑法上信用毀損(第313条)と業務妨害(第314条)に該当する。 米国産牛肉を食べればすぐにも牛海綿状脳症(BSE)に感染するかのように主張するデモ隊は、偽りで精肉店の信用を傷つけているのだ。 ピケットを持って精肉店の前に集まったり、精肉店に販売中断を要求したりするデモ隊は‘威力で業務を妨害’するのと変わらない。 業務妨害罪は妨害の可能性だけでも罪になりうる。 このように厳格な法的基準を設定したのは自由市場経済の基本秩序を厳格に保護するためだ。 市場の秩序がそれほど重要だということだ。