ＭＢＣ（文化放送）が検察の‘ＰＤ手帳’取材資料提出要求を拒否した。

ソウル中央地検ＰＤ手帳担当捜査チームは２日、ＭＢＣ（文化放送）に対し、ダウナー牛（へたり牛）関連映像、アレナ・ビンソンさん（ＰＤ手帳がＢＳＥで死亡した可能性があると描写した人物）の主治医へのインタビュー映像全体など１０種類の資料を４日までに提出するよう要請した。

検察関係者は「現在のところ家宅捜索令状の発行を受けて強制的に証拠物を確保する計画はない」とし「ＭＢＣにもう一度機会を与える方針」と述べた。

検察は、ＭＢＣが資料の提出を拒否し続ける場合、ＰＤ手帳がインタビューしたビンソンさんの主治医に直接接触し、放送内容に歪曲があるかどうかを確認する案も検討している。

ＰＤ手帳が４月２９日に放送した「米国産牛肉、果たして狂牛病から安全か」編には、ビンソンさんの主治医バロット氏が登場する。 バロット氏はインタビューで「ＭＲＩ診断をすれば、クロイツフェルト・ヤコブ病（ＣＪＤ）と人型ＢＳＥ（ｖＣＪＤ）は確実に区別される」と話した。 しかし放送内容には診断結果に関する言及がない。

検察関係者は「インタビューの流れからバロット氏は『ビンソンさんはＣＪＤによる死亡と診断される』と話したものと推定になる」とし「ＰＤ手帳がこれを放送分から意図的に削除した可能性がある」と話した。 この関係者は「ＰＤ手帳がこれを削除していないのなら、動画像を公開して疑惑を解消すべきだ」と述べた。