トウモロコシやサトウキビのような穀物を発酵させた後に精製すればエタノールが出てくる。 これを揮発油と混合すれば自動車燃料として使える。 バイオ燃料またはバイオエタノールと呼ばれるエネルギー源だ。 地球温暖化の主犯とされる温室効果ガスの排出量縮小が人類の課題になっている状況を勘案すれば、バイオ燃料のような環境親和的代替エネルギー源の普及こそが積極的に奨励され歓迎されなければならない。
ところが実際の状況は正反対だ。 先月上旬、ローマで45カ国の首脳と88カ国の閣僚が出席した中で開かれた国連の食糧サミットでは、バイオ燃料が俎上に載せられた。人間の空腹を満たすべき穀物が年間1億トンずつ自動車の燃料に使われれば、そうでなくとも急騰している穀物価格の上昇が加速するということだ。