ソウル中央地検は２３日、ＭＢＣ（文化放送）テレビ番組『ＰＤ手帳』に対する捜査を着手したと明らかにした。検察の関係者は「米国産牛肉および牛海綿状脳症（ＢＳＥ）の報道について、農林水産食品部がＭＢＣの『ＰＤ手帳』を名誉毀損の疑いで告発した事件を刑事２部に割り当てた」と話した。

検察は農林水産食品部が提出した捜査依頼書と関連記録を検討し、『ＰＤ手帳』の関係者を呼んで調べる予定だ。

農林水産食品部は捜査依頼書で「『ＰＤ手帳』が米国人女性アレサ・ピンソンさんの死因を変異型クロイツフェルト・ヤコブ病のように意図的にわい曲し、ラーメンや化粧品でも牛海綿状脳症に感染することがあるという虚偽を報道した」と主張した。

『ＰＤ手帳』は４月２９日の放送でピンソンさんが牛海綿状脳症が原因で死亡した可能性が高いと報道したが、アメリカ疾病予防管理センター（ＣＤＣ）は最近、ピンソンさんの死亡は牛海綿状脳症とは関係がないと明らかにした。

ＭＢＣは２４日に放送される『ＰＤ手帳』で誤報についてと検察捜査に対する立場を明らかにする予定だ。


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