ＬＧ電子が世界１位の家電企業である米ワールプールとの冷蔵庫技術特許攻防戦で有利な立場に立った。

ＬＧ電子は１５日、「ワールプールが最近、ＬＧ電子を相手取り米国際貿易委員会（ＩＴＣ）に提起した５件の特許侵害訴訟のうち２件を取り下げた」と明らかにした。

ＩＴＣはこれを受け２件の調査を中止した。 これと同時にワールプールは米デラウェア州連邦地裁に提訴した特許侵害訴訟７件のうち１件も取り下げた。

ＬＧ電子の関係者は「ＩＴＣ提訴の取り下げは極めて異例。私たちが事実上、一部勝訴したのと変わらない」と述べた。

これでＬＧ電子はワールプールとの特許争いで機先を制することになった。 同社の李栄夏（イ・ヨンハ）デジタルアプライアンス事業本部長は「源泉技術に対する自信を基礎に特許経営を強化したおかげ」と語った。

両社の冷蔵庫特許攻防は、今年１月、ワールプールがＩＴＣにＬＧ電子を提訴して始まった。

これに対抗してＬＧ電子も４月、米ニュージャージー州連邦地裁にワールプールが提起した特許５件について無効訴訟を提起した。

デラウェア州地裁にも「ワールプールの冷蔵庫がＬＧ電子特許技術を許諾なく使用している」として、技術使用中止および損害賠償請求訴訟を起こした状態だ。