美男子が占める広告モデル市場で野性味ある１人の男性が株を上げている。

それは、在日同胞４世で格闘技選手の秋山成勲（＝秋成勲、３３）だ。

今月に入り、秋山がモデルとして登場したテレビ広告だけでも３編がテレビに流れた。起亜（キア）自動車の「ロチェ」、ハイトビールの「ハイト」、ピングレの「バナナ牛乳」のコマーシャルだ。これらはテレビ広告サイトＴＶＣＦ（www.tvcf.co.kr）の「６月の人気コマーシャル」のコーナーで２、８、２２位に登場するほど話題になっている。

秋山が突然、広告界の金星となったのは２月末に放送されたテレビトークショーへの出演が大きく作用した。在日同胞で両国の柔道と格闘技の世界で経験した困難を率直に打ち明けた彼の姿にファンが増えたのだ。

また最近、美男子が男性の美の基準になっていることに対する反作用として、タフガイが注目され始めたという意見も出ている。

秋山氏の朴とつな韓国語と率直な言動がかわいいという一部の反応も広告業界が注目している点だ。ハイトビールの広告は秋山の朴とつな語り口を、バナナ牛乳は純真な笑みを際立たせた。ハイトビールの広告を制作したＨＳアドのイ・サンフン代理は「格闘技選手の強いイメージと秋山選手本来の率直な語り口や表情がマッチして、広告の注目度が高くなった」と説明した。秋山氏の登場は最近の広告界に吹いているスポテイナー（Ｓｐｏｒｔａｎｅｒ）モデル熱風といえる。

スポテイナーとはスポーツマンとエンターテイナーの合成語でエンターテイナー気質の強いスポーツスターのことをいう。朴泰桓（パク・テファン、１９）、金妍兒（キム・ヨナ、１８）選手が代表的な人物。広告代理店クリエーティブエアーのチェ・サンハク次長は「メッセージの伝え方は荒っぽいが、率直に見えるのがスポテイナーの魅力だ」と説明している。


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