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<MB訪中>李大統領、今日四川訪問へ

2008.05.30 09:25
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中国国賓訪問の3日目を迎えた李明博(イ・ミョンバク)大統領は29日午前、北京大学大講堂で学生らを対象に講演を行った。

 
「私は今日、この席に韓国の大統領としてだけでなく、人生の先輩として立った」と話を切り出した李大統領は「努力と実践があれば夢は成就できる。夢を求める限り、我々は永遠な青年」と述べた。

李大統領はこの日、大地震の被災地、四川省を訪問することを電撃発表した。李大統領は北京の韓国人記者団との昼食を兼ねた懇談会で「10年がかかることを1年でするため」と同省訪問の理由を説明した。

「真の隣国への愛を中国の人々に見せることで両国の友情を確認し、その共感をもとに、解決までに10年かかる諸課題を1年以内で終えたい」ということだった。李大統領は、大地震以降一時首脳会談の延期説まで挙がっていたが、自身はむしろ「逆発想の外交」を考えたと付け加えた。

李大統領は27日の首脳会談で「隣国が厳しい状況にあるとき、その現場へ行かず、北京にだけ滞在し、帰国することはできない」とし、被災地への訪問の意向を示した。胡錦濤国家主席が驚いた表情で「現場は危険で時間もたくさんかかるはずだが、大丈夫だろうか」と尋ねた。李大統領が「何とか時間を作って訪問したい」と答えると、胡主席は即座に楊潔チ外相を呼んで現場視察への準備を指示した。

翌日、李大統領に会った温家宝首相は「中国人民は李大統領が余震など各種の危険にもかかわらず被災地を訪ねることについて、格別にありがたく思うだろう」と、感謝の気持ちを伝えた。

北京での日程を終えた李大統領は2番目の訪問地、山東省青島に移動した後、現地に進出している韓国の企業家を招いてレセプションを開いた。李大統領は同レセプションで「来年上半期に資源だけを持つ国を計画通り訪問することになれば、石油やガスにおいて相当な目標を達成できるだろう」と語った。李大統領は「資源の自立度が4%にもならないのに、政府や企業が長期戦略を講じずにいた。新政府は任期中に相当なレベルの資源を確保しようとしている」とし、こうした考えを示した。

一方、国防部は29日「李大統領の四川省訪問に先立ち、C-130輸送機3機が同省住民のための救護物資を積んで今日午前にソウル空港を発ち、成都空港に到着した」と発表した。韓国軍の輸送機が人道支援の任務を遂行するために中国入りしたのは初めてだ。

救護物資は、定員10人のテント100張り、個人向けテント2010張り、毛布3000枚、非常食およそ1万人分、衛生用品(歯ブラシやタオル、石けんなどのセット)など3億8000万ウォン(約3900万円)相当となる。

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