【社説】韓米同盟をさげすみ、後になって釈明した中国
中国の秦剛外交部スポークスマンがおととい定例ブリーフィングで「韓米軍事同盟は過去の歴史が残した産物」だとし「今は冷戦時代のいわゆる軍事同盟で各地域の安全問題を処理することができない」と言った。韓米同盟が“冷戦の遺物”という認識を示したのだ。それも李明博大統領が中国を訪問中の時期にである。忘れたころに出てくる中国政府の独善的態度を理解することができない。
韓国に韓米同盟は生存のために決して放棄できないものである。中国、ロシア、日本という強国に取り囲まれた上、これらの国家から侵奪された歴史を見れば極めて当然だ。また韓国がどの国と同盟を結んでもそれは韓国の主権に関することだ。それにもかかわらず、中国外交部スポークスマンが相手国家の“同盟問題”を公に批判したことは内政干渉と見ることもできる。