李明博（イ・ミョンバク）大統領は訪中２日目となる２８日、温家宝首相と会談し▽両国の金融市場の改革・開放を進め▽韓日中３カ国の首脳会談と外相会議を３国で順に開催するために努力すること－－などを記した韓中共同声明を発表した。

共同声明は▽韓中関係の発展▽経済・通商協力の拡大▽人的・文化交流の強化▽域内・国際社会での協力▽条約・了解覚書への署名▽評価と今後の首脳交流－－の６項目だ。李大統領は続いて、全国人民政治協商会議の賈慶林主席ら中国の指導者と相次いで会談した。

李大統領はこの日、韓中両国の経済界関係者が主催する昼食会で演説し「両国間の域内経済協力を強化し、黄海を“内海”にしていこう」とし「中国西部の“開発シルクロード”時代をともに開き、中部内陸発展戦略の“中部堀起”計画にも加わりたい」と述べた。

また在中韓国人によるレセプションでは「北朝鮮が厳しい状況にある場合、助けるのが当然だが、北朝鮮が常に外部に頼ってばかりはいられないだけに、いつかは自立できるよう国際社会と連携し、協力していく考えだ」という立場を示した。