国家情報院(国情院)が23日、北朝鮮の今年の食糧状況について「およそ120万トンが足りないのが実情」と明らかにした。
国情院のチョン・オクョン第1次長はこの日開かれた国会情報委員会の非公開全体会議で「北朝鮮で、90年代半ばのように大規模な餓死者の発生が懸念される状況ではない、と判断される」としてこのように説明した。情報委員会のハンナラ党幹事、鄭亨根(チョン・ヒョングン)議員が伝えた。
鄭議員によると、チョン次長は「今年北朝鮮に必要とされる食糧は総540万トンだが、現在確保済みのものは約420万トン」とし「収穫期の10月下旬まで中国や世界食糧計画(WEP)から約30万トンの提供を受け、米国が支援を約束した50万トンのうち約20万トンが追加で導入されれば、何とか耐えられるだろう」と報告した。