政府が大運河事業を「4大川流域整備」に方向を変えることは適切な措置だと思われる。むやみに大運河を進めた場合、第2、第3の狂牛病騒動が起こる恐れがあるからだ。漢江、洛東江、錦江、栄山江を工事して水質を改善し、周辺の環境を整備することに反対する人はいない。また洛東江や栄山江周辺では運河の工事も望んでいる。こうした地域を中心に部分的に運河をつくることに対してはとやかくいう人もいないだろう。
大運河事業は世論に耳を傾けずに手段と方法を選ばず、強行しようとする李明博政府の固執がますます大きな反発を招いた側面がある。今でも大運河をすっぱりやめて、望む地域から部分的に、段階的に推進する方がいい。「私が提示した大運河は正しいから私についてきなさい」と言ったところで誰がついていくか。今でも実用的にアプローチすれば、冷ややかな国民世論も変わり、政策にもはずみがつくと思われる。