【取材日記】政治的リーダーシップは韓日両国に必要だ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.10.10 09:39
「日本ではチーズ・タッカルビが大流行し、第3次韓流ブームと言われる現象が起こっている」。
9日午後、東京千代田区虎ノ門のあるホテルで開催された「日韓パートナーシップ宣言」20周年記念シンポジウムで安倍晋三首相は「チーズ・タッカルビ」に言及した。行事の硬い雰囲気が安倍首相の冗談一言で和む瞬間だった。しかし安倍首相が言いたかった言葉はその後に出てきた。安倍首相は「20年前の両首脳(小渕首相と金大中大統領)の決意は、現在を生きる私たちにも引き継がれている」とし「両国間のさまざまな課題を乗り越えるためには『政治のリーダーシップ』による大きな決断が必要だ」と述べた。
この部分では原稿に目も向けなかった。安倍首相は20年前の共同宣言発表当時は日本国内の世論の反発が大きかったという点を想起させ、「世論の圧力を乗り越えて、大所高所から責任者は決断していくことによって初めて両国の関係は未来志向となり、前進していく」とし「政治リーダーシップ」を注文した。