韓経:4-6月期の韓国経済成長率1.0%…「低成長・低物価の日本式不況も」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.09.04 11:52
今年の経済成長率が2%を下回る可能性が高まった。4-6月期の成長率が速報値より0.1%低下したうえ、今後の成長率見通しも良くない。韓国経済を支えてきた輸出が減少し、民間消費の増加傾向も弱まっているからだ。さらに消費者物価上昇率も史上初めてマイナスとなり、「低成長・低物価」構造が定着するという懸念も強まっている。専門家は韓国経済が日本式長期不況に入るのを防ぐため、産業界の問題を払拭する構造改革に取り組むべきだと診断した。
◆輸出減少、成長率低下
韓国銀行(韓銀)が3日に発表した「2019年4-6月期国民所得(暫定)」によると、4-6月期の国内総生産(GDP)は459兆8134億ウォン(約40兆円)と、1-3月期(455兆810億ウォン)比で1.0%(4兆7324億ウォン)増加した。前年同期比では2.0%増となった。7月に発表された速報値と比べると、前期比でも前年同期比でも0.1%削減された。成長率暫定値が速報値を下回ったのは政府消費と輸出が下方修正された結果だ。政府消費は2.2%、輸出は2.0%と、ともに0.3%ずつ下がった。