韓国の旅行ボイコットに驚いた日本、中国観光ビザ簡素化へ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.08.01 08:58
韓国で激しい「日本旅行ボイコット」運動が持続する中、日本政府も対策準備に忙しい様子だ。最近、このような雰囲気が広がり、日本行きの韓国旅行客が目に見えて減少した。韓国旅行客の減少にも「大きな影響はない」という日本は観光市場への打撃が避けられない状況に置かれると、観光ビザ手続きの簡素化で中国人観光客の誘致に力を注いでいる。
中国官営グローバルタイムズ(Global Times)は日本が先月30日から一部の中国人旅行客を対象に、オンラインによる観光ビザの申請を受け付け始めたと31日、報じた。
同紙は日本のような国々が中国観光客を引き込むための措置を打ち出しているとしながら、オンラインビザ申請制度で日本観光の魅力が高まるだろうと指摘した。
中国旅游研究院のチャン・イーイー氏は「日本は中国観光客に最も人気がある海外旅行地の一つ」としながら「ビザ申請手続きが簡便になったのでより多くの観光客が日本に目を向けるだろう」と話した。
また、中国の毎日経済新聞は中国人に対する日本旅行が便利になったが、日本政府の措置が韓国人の日本旅行ボイコットに関連しているかどうかをめぐりオンラインで論争になったと伝えた。
同紙によると、あるインターネット利用者は「韓国人が日本旅行をボイコットしたので、中国観光客のことが思い浮かんだのだ」と話した。「とにかく中国人口は韓国の27倍だから」と、韓国と関連づける反応もあった。
同じく中国メディアの第一財経の報道によると、日本を訪問した中国人観光客は今年上半期に11.7%増となる453万人だ。彼らが使ったお金は82億5000万ドル(約9000億円)に達した。
一方、グローバルタイムズは、日本のような国々の中国人観光客引き込み政策に加えて、香港で続いている送還法反対デモまで重なって中国本土観光客の間で香港の人気が冷めるだろうと報じた。