【コラム】今はもう「限韓令」と決別するべき
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.04.21 15:24
中国清華大の閻学通教授はかつて米中両国の構図で勝敗を分ける要素として2つを挙げた。一つは米中それぞれの国力であり、もう一つ米中がそれぞれどれだけ多くの友邦を確保するかだった。この2つの合が勝負を決定するということだ。そして米国が40カ国ほどの強力な同盟国を持つのに対し、中国は実質的な同盟国が一つもない点を惜しんだ。
ところがこうした閻教授の心配は今ではもう杞憂と考えられる。トランプ米大統領が予想しがたい関税爆弾で同盟を遠ざけているからだ。半面、中国は迅速に隣国に接近する姿だ。中国の習近平国家主席は8、9日、初めて党中央レベルの「周辺工作会議」を開催した。会議には中国指導部が総出動した。習主席は14-18日、ベトナム、マレーシア、カンボジアの3カ国を訪問した。友軍の確保に動き出しているのだ。