プーチン大統領「30時間」 ゼレンスキー大統領「30日」…ウクライナ休戦めぐり神経戦
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.04.21 11:23
ロシアとウクライナが休戦期間をめぐり神経戦をしている。
ロシアのプーチン大統領は19日(現地時間)、「ロシアは19日午後6時から21日0時まで30時間の復活祭休戦を宣言する」と明らかにした。こうした奇襲的な休戦宣言は、トランプ米大統領が終戦仲裁を中断する可能性に言及した翌日に出てきた。トランプ大統領は前日、「ロシアとウクライナの一方が状況を非常に難しくすれば、我々は『あなたはバカだ。(より多くの仲裁努力を)もうやめる』と言うだろう」と述べた。そして「そのようにする必要がないことを希望する。我々は(戦争の)終わりを望む」と強調した。
ロシアの一方的な休戦宣言に対し、ウクライナのゼレンスキー大統領はXで「(ロシアの30時間停戦が守られるなら)我々は休戦を復活祭の20日以降に延長することを提案する」として30日休戦カードを提示した。続いて「ロシアは復活祭の朝まで最前方で59回の砲撃をした」とし「プーチン大統領の休戦宣言はロシア軍に対するウクライナ軍の攻勢を防ぐための手段」と非難した。
トランプ大統領は大統領選候補当時、「24時間以内に終戦」と豪語していた。しかし終戦どころか休戦も見えない。ロシアは米国が仲裁する休戦案に応じていない。
こうした中、トランプ政権が終戦のためにクリミア半島に対するロシアの領有権を認めることまで考慮していると、ブルームバーグ通信が18日報じた。クリミア半島はロシアが2014年に侵攻して強制併合したウクライナの領土。