在韓米海軍司令官がHJ重工業を訪問 「MRO力量は十分」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.04.14 15:00
在韓米海軍司令官が釜山(プサン)HJ重工業影島(ヨンド)造船所を訪問し、米海軍艦艇の整備・保守・維持(MRO)事業などに関する相互協力案について議論した。
HJ重工業は14日、コプロスキー在韓米海軍司令官(准将)が10日にHJ重工業影島造船所を訪問し、主要海軍艦艇と建造施設を視察した後、会社経営陣と懇談会を行ったと明らかにした。
コプロスキー司令官は「釜山の都心に位置するHJ重工業は大規模な整備と建造作業を遂行する十分な力量を備えている」とし「作戦地域内の整備は整備期間と費用を減らし、作戦準備態勢を大きく向上させる」と述べた。そして「世界的な韓国造船業との協力は韓米同盟の固い約束と持続的なパートナーシップを象徴する重要な事例」と話した。
MRO事業とは米海軍艦艇の整備・保守・維持活動であり、トランプ政権2期目に米国が主要友好国と協力を拡大する分野だ。韓国国内の造船業界もMRO事業に積極的に参加している。
HJ重工業は米海軍補給体系司令部と艦艇整備協約(MSRA)を締結するため、昨年から担当チーム(TF)を構成して本格的に準備している。艦艇整備協約はMRO事業を引き受けるための事前協約であり資格要件だ。最近は韓米連合軍司令部などで活動したチョン・インボム元特殊戦司令官を社外取締役として迎え、人材拡充にも注力している。
HJ重工業のユ・サンチョル代表取締役は「造船分野での韓米間の協力と同盟強化はいつでも歓迎する」とし「艦艇の設計、建造、性能改良とMRO事業にいたるまで専門人材と最新施設、先端技術を保有していて、MRO事業だけでなく海外市場の開拓にも積極的に参加する計画」と明らかにした。