米民主党、マスク氏排除に始動…トランプ氏に「5月辞退公式化」要求
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.04.11 09:25
ドナルド・トランプ米大統領政府で大々的な政府構造調整を主導しているテスラのイーロン・マスク最高経営者(CEO)に向けた辞退圧迫が米民主党を中心に本格化している。
9日(現地時間)、米誌アクシオスによると、米民主党下院議員77人はトランプ大統領に書簡を送り、マスク氏が特別公務員は1年に130日まで勤務できるという関連法に基づき、マスク氏が5月30日までに辞退するという事実を公式化してほしいと求めた。
彼らは書簡で「我々はあなたの行政府からマスク氏が法律の要求通りに5月30日までに辞退し、すべての意思決定権限をあきらめるという事実を明確にする即時的な公式声明を要求する」と書いた。
また、マスク氏が退いた後も1年間は「テスラとスペースXを含む彼の会社を処分しない限り」、再び政府特別公務員に復帰してはならないと強調した。
現在マスク氏の法的地位は連邦政府の「特別公務員」であり、1年に130日以上政府で働くことができなくなっている。その代わり、公務員として倫理および利害衝突規定は適用されない。
この規定により、マスク氏が130日の期限が終わる5月末までに政府から退くという見方が優勢だ。しかし、トランプ大統領やホワイトハウスはマスク氏の辞退時期について具体的なコメントは出していない。
2日には米政治紙ポリティコがトランプ大統領が側近たちにマスク氏がまもなく政府で役割から退くと話したと報じたが、ホワイトハウスはこの報道を「ゴミ」として否認したりもした。
ただしトランプ大統領は翌日、記者団に「結局、マスク氏も去らなければならない時点が来るだろう」と述べ、彼の辞退が遠くないことを示唆した。
トランプ大統領はマスク氏が「望むだけ行政府に留まっても良い」としながらも「他の職務に任命することもできるが、彼の経営が必要な会社が多い」と述べた。