ウクライナ高官「中国人傭兵、さらに多くいる可能性」…中国「根拠ない」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.04.10 07:43
ロシア軍のためにウクライナ戦争に参戦して捕虜となった中国人2人は中国正規軍でなく傭兵と推定されると、ウクライナの高官が9日(現地時間)述べた。
この高官はAFP通信に「捕虜の2人は中国当局が送ったのではなく、ロシア軍と契約を結んで参戦した可能性が高い」と推定した。
続いて「2人は数日前に捕虜となり、さらに多くの中国人がいる可能性がある」としながらも「まだ何も確実ではない。彼らの身柄がウクライナ保安局に引き渡されて尋問を受ければ状況を知ることになるだろう」と話した。
この高官が送った一人の身分証のイメージをによると、1991年6月4日生まれで、中国の多数民族の漢族だと、AFP通信は伝えた。
前日、ウクライナのゼレンスキー大統領はX(旧ツイッター)に2人のうち1人の映像を公開し、「彼らの他にもロシア占領軍部隊により多くの中国国籍者が含まれているという情報を確保している」と明らかにした。
英日刊ガーディアンは8日、「数百人の中国人がネパールや中央アジア国家の出身者と共にロシア軍の傭兵として参戦したと推定される」と伝えた。
中国外務省の林剣報道官は9日の定例記者会見で「中国政府は常に国民に対し、いかなる形であれ武装衝突に巻き込まれるのを避け、特にどちらか一方の軍事行動にも参加しないよう求めてきた」とし、中国政府の関連性を否認した。続いて、より多くの中国人がロシア軍を支援しているというゼレンスキー大統領の主張には「全く根拠がない」と一蹴した。