「故人が未成年者である時期には交際していません。故人が私の冷遇によって、所属事務所が故人の債務を圧迫したから悲劇的選択をしたということもまた事実ではありません」



俳優キム・スヒョンが３１日午後４時３０分、ソウル麻浦区上岩洞（マポグ・サンアムドン）スタンフォードホテルコリアで緊急記者会見を開き、故キム・セロンさんの遺族側の主張に対してこのように反論した。その一方で「故キム・セロンさんとは５年前（成人になってから）約１年ほど交際した」とし「ドラマ『涙の女王』放映中に故人が私と一緒に撮った写真を投稿した時、交際を否認したことは責任を負うものが多いスターとしての選択」と話した。記者会見中にキム・スヒョンは涙をおさえることができず時折嗚咽しながら準備した文章を読んでいった。

キム・スヒョンと、同席した所属事務所ゴールドメダリスト側の法律代理人である法務法人ＬＫＢ＆ＰＡＲＴＮＥＲＳのキム・ジョンボク弁護士は、キム・セロンさんの遺族らを情報通信網利用促進および情報保護などに関する法律違反（名誉毀損）で告訴すると明らかにした。１２０億ウォン（約１２億円）相当の損害賠償請求訴の訟訴状はこの日提出された。

◇「“スター”キム・スヒョンが優先」

キム・スヒョンは自らを「臆病者」と表現した。「俳優になってから持っているものを守ることだけに汲々とした。私にやってくる好意さえ信じることができず、常に何かを失うのではないかと思い、被害を受けるのではないかと思って、怖がり逃げて否定するのに忙しかった」と話した。だから「“人間”キム・スヒョンと“スター”キム・スヒョンの選択が交錯するたびに、いつもスターとして選択した」として涙声で話した。

故人との恋愛を否定したことも「私や私の周囲の皆を間違ったものにするのではないかと思って、“スター”キム・スヒョンとして出した選択」と説明した。「俳優、制作会社、所属事務所など、私に関連するすべての人々のことを考えなければならない立場だ。私一人が（心）穏やかになろうと、その決定を自分勝手に下すことができるだろうか、どう考えてみても私はそうしてはいけない。それがキム・スヒョンという人生を選択した私の責任」としながら「もしまた『涙の女王』放映中に故人が写真を投稿したとしても、同じ選択をする（交際を否定する）だろう」と強調した。

俳優キム・スヒョンが緊急記者会見…故キム・セロンさんと１年余りの交際認定「未成年者の時ではない」（２）