難しい仕事はロボットが…現代自動車米国工場の秘密
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.03.31 07:45
27日、米ジョージア州の現代自動車グループメタプラントアメリカ(HMGMA)。工場内の車両外観品質検査場では現代自動車グループのロボティクス系列会社ボストン・ダイナミクスの四足歩行ロボット「スポット」が忙しく動き回っていた。車両生産の最後の段階をこのロボットが人の代わりに務めているようだった。スポットは装着されたカメラを動かしながら人が見るのは難しい部分を細かく撮影した。
HMGMAは現代自動車グループの最新技術が集約された先端工場だ。1000台近いロボットが人では困難な工程に代わりに投入された。こうした特徴は工場外観から明確に現れている。自動車工場から聞こえる特有の騒がしい轟音が聞こえず、建物外観もやはり白い色で仕上げており工場というより研究所の感じに近かった。
車両パネルを生産するプレス工程でもロボットの役割が大きかった。まず6800トン級高速プレス5台が鋼板をプレスして車両パネルを生産する。こうして作られた車両パネルはロボットが100%整理して運ぶ。車体工場ではさらに多様なロボットが視線を引きつけた。黄色いロボットのアームが一糸不乱に溶接と車両組み立て過程を進めた。ロボットとAI、ビジョン技術を融合したスマート組み立てシステムで車体工場の自動化率を100%に引き上げたというのが同社の説明だ。
組み立て中の工程の間の車両運搬は自動運転運搬ロボットが担当する。各組み立て工程に必要な部品を運ぶ時には自動移動ロボットが登場する。自動移動ロボットは自分で判断して障害物を避ける機能を備えたのが特徴だ。完成した車は人ではなく駐車ロボットが移動させる。1組みのロボットが前輪と後輪をそれぞれ持ち上げて車両を止める。
HMGMAに投入されたロボットは950台に達する。自動運転運搬ロボット200台、駐車ロボット48台、溶接と塗装工程に700台が投入された。現代自動車グループ関係者は「グループの未来ビジョンと先端製造技術能力を集約した工場」と話した。
HMGMAでは耳栓をした作業者を見つけることができない。他の工場と違い騒音が小さいためだ。ロボットが車両を移すのでこの工場にはベルトコンベアがない。多くの工具をバッテリーで使う点もやはり騒音を減らせた要因のひとつだ。一般の自動車工場は空気圧を使った工具を使うため大きな騒音が発生する。
現代自動車の張在勲(チャン・ジェフン)副会長はHMGMA竣工式で「米国での生産を拡大するのは現地でさらに積極的に販売を広めるための次元。同時に国内生産と輸出も増やす。雇用減少など韓国の労働者の不安がないよう努力したい」と話した。