韓国、今年夏季国際線運航週4800回…コロナ禍以前水準に回復
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.03.28 09:52
今年夏季の航空スケジュール期間である3月30日から10月25日まで約7カ月間、韓国国内空港で国際線航空便が週に約4800回運航される。
国土交通部は、国内外の航空会社が申請した夏季期間の国際・国内線の定期便航空運航日程を確定したと28日、明らかにした。
国際線は246路線で最大週4783回運航する予定だ。昨年の夏季期間より5.6%増え、冬季期間よりは2.3%減少した水準だ。
コロナ禍以前の2019年の平均(週4619回)よりは3.6%増加した。
路線別には昨年冬季期間に運航を停止した仁川(インチョン)~チューリッヒ(スイス)、カルガリー(カナダ)、ザグレブ(クロアチア)と金海(キムヘ)~西安(中国)などが復航する。
夏季の人気路線である仁川~プラハ(チェコ)、ロンドン(イギリス)、アルマトイ(カザフスタン)と金海~ウランバートル(モンゴル)、大邱(テグ)~福岡(日本)などの路線では増便する。仁川~神戸(日本)などは新たに就航する。
国内線は済州(チェジュ)路線(11路線)と内陸路線(8路線)の計19路線を週1850回運航する計画であり、このうち済州路線は週1558回運航する。昨年の夏季期間より19回増えた。国土部は済州路線で特に高い夏季の航空需要に対応しながらも、小規模な地方路線の安定的な運営を総合的に考慮してスケジュールを確定したと説明した。
今回の航空運航の日程には航空会社別航空機の導入および人材運営計画などを反映した。国土部は来月中に発表する「航空安全革新案」により必要な場合、運航日程と回数が調整される可能性があると各航空会社に案内した。
旅客機事故で閉鎖されている務安(ムアン)国際空港は今後、空港運営再開の日程に合わせて航空会社が運航を申請すれば、安全性などに関する検討を経て運航を支援する計画だ。務安空港は、ひとまず来月18日まで閉鎖される。
国土部のキム・ヨングク航空政策官は「夏季期間に需要が高い欧州、中央アジア、モンゴル路線を増便し、比較的に需要が少ない東南アジア路線は減便するなど、乗客の需要も重点的に考慮して日程を確定した」として「航空会社の安全運航管理に徹底しつつ路線を多角化するなど、乗客の移動の利便性も高めていく」と明らかにした。