少女59人の脇にバーコード…児童の性商品化議論のオーディション番組「コンテンツ通じて判断受けたい」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.03.26 18:01
児童の性商品化議論が起きたMBNのガールズグループ育成番組『アンダーフィフティーン』の制作スタッフが、「コンテンツを通じて判断を受けたい」と明らかにした。
『アンダーフィフティーン』制作スタッフは25日、ソウル市内のホテルで開かれた緊急制作報告会で「さまざまな議論と疑惑が提起されているが心配をかけ残念で申し訳なく考える」としてこのように話した。
クレアスタジオのファン・イニョン共同代表は「番組を制作してみれば称賛を受けやりがいを得る瞬間もあるが、予期できない議論に包まれたりもする。今回のような場合、私たちがとても予想できなかった疑惑が事実のように拡大して広がっている」と話した。
続けて「制作会社だけでなくこのプロジェクトに参加した参加者、出演者、マスター、トレーナーの方々まで名誉が大きく傷付けられている状況。どうすればこの状況を終わらせられるかを悩み異例にこうした場を作ることになった」と説明した。
ファン代表は「私たちが考える事実と異なる部分を釈明し、できる最善を尽くす。私も放送25年目だが放送を作る人はコンテンツで評価され、それを通じて大衆に認められなければならないと学んだ」と話した。
その上で「もう一度コンテンツを通じて私たちが判断を求めたく、これを契機に私たちがともにしたすべての人たちを守りたい」と付け加えた。
『アンダーフィフティーン』は70カ国で満15歳以下の少女59人を対象にしたガールズグループ育成番組だ。31日に初回放送が予定されていたが、最近予告編と参加者プロフィールを公開してから児童を性的対象化するという指摘が提起された。MBNは「番組の詳しい内容だけでなく放映の可否を全面的に見直す」という立場だ。
制作スタッフはこの日、15歳以下だけ参加できるようにしたことに対し指摘が出ると、「不注意だったという指摘があるが、別の見方をすればガールズグループオーディションで15歳以下が対象なのでこうした議論が起きないように万全を期さなければならなかったという残念さがある。だが最近のアイドルは10年前と大きく違う」と話した。公開された予告編でもBTS(防弾少年団)のジョングクや、IVEのウォニョンが15歳でデビューした点が強調された。
予告編で参加者プロフィールにバーコードを載せて性商品化議論が起きたことに対しては、「途轍もない誤解があったということを申し上げたい。バーコードは学生証をコンセプトにしたものだ。最近の学生証はバーコードと生年月日が記載されているが、生年月日は個人情報のため入れることができず年齢だけ入れた」と釈明した。
その上で「意図しなかったが結果的に性商品化というフレームがかぶせられ、そのように話されること自体が(参加者の)傷になりかねないため被害がなくなるのを望む気持ちでプロフィール写真は公式アカウントから削除した」と説明した。