G7外相会合「北朝鮮に安保理決議に基づく核・ミサイル放棄を要求」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.03.15 12:44
主要7カ国(G7)外相が14日(現地時間)、北朝鮮が国連安全保障理事会(安保理)決議に基づいてすべての核兵器とその他の大量破壊兵器などを放棄するべきだと明らかにした。
この日、米国・日本・英国・カナダ・ドイツ・フランス・イタリアの7カ国の外相はカナダのケベック州シャルルボワで外相会合を開いた後、共同宣言文で「北朝鮮が国連安保理決議に基づきすべての核兵器とその他の大量破壊兵器、弾道ミサイルプログラムを放棄すること」を要求した。
ただ、G7外相は「完全で検証可能かつ不可逆的な方式の核放棄」を要求する「CVID原則」に関する文言は共同宣言文に含めなかった。
これに先立ちG7外相は先月15日のミュンヘン安全保障会議を機に発表した声明ではCVID原則に関する文言を明示した。当時の声明はトランプ政権2期目に入って初めて開かれたG7会合の結果だった。
CVID原則は北朝鮮の完全な非核化に対する国際社会の最も強い要求を反映する表現であり、北朝鮮はこれを徹底的に排撃してきた。
G7外相はこの日の共同宣言文でロシア・ウクライナ戦争に関連し「北朝鮮とイランのロシアに対する軍事支援提供と中国の武器および二重用途部品の提供を非難する」と明らかにした。
中国については「ロシアの戦争およびロシア軍事力再建の決定的な助力者」とし「我々はこうした第3国に対して持続的に措置を取っていく意志を再確認した」と伝えた。
また、「北朝鮮の暗号資産窃取に強い懸念を表明し、この問題に共同で対応する必要性を強調した」とし、拉致問題の即時解決も北朝鮮に促した。