米空母「カール・ビンソン」が釜山入港、トランプ就任後初の連合海上訓練か
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.03.03 07:29
米海軍の原子力空母「カール・ビンソン」(CVN-70)が2日、釜山(プサン)に入港した。米空母の韓半島(朝鮮半島)展開は昨年6月の「ルーズベルト」(CVN-71)以来8カ月ぶりで、トランプ政権発足後初めて。韓国の戒厳事態にもかかわらず、米政府が最近再確認した拡大抑止公約の履行レベルと解釈される。
韓国海軍はこの日、「『カール・ビンソン』など米海軍第1空母打撃群が2日に釜山作戦基地に入港した」とし「持続する北の脅威に対応して韓米同盟の堅固な連合防衛態勢を顕示し、韓米連合戦力の相互運用性を強化するため」と明らかにした。
「カール・ビンソン」は今月中に韓半島沖で実施される韓米日海上訓練に参加するとみられる。訓練が実施されればトランプ政権発足後の最初の3カ国海上訓練となる。海軍関係者は「韓米は『カール・ビンソン』の訪韓と関連して訓練を協議中」としながらも「具体的な訓練計画については現時点で具体的に言及できない」と話した。
1982年に就役した「カール・ビンソン」は米国の3番目のニミッツ級(10万トン級)空母で全長333メートル、幅76.4メートル規模。F-35Cステルス戦闘機、F/A-18スーパーホーネット戦闘機、E-2Cホークアイ早期警戒機、EA-18Gグラウラー電子戦機、MH-60Sシーホーク海上作戦ヘリコプターなど約80機の航空機を搭載している。
韓米海軍は今回の停泊期間中に艦艇が相互訪問し、釜山国連記念公園を参拝するなど友好増進のための活動も進める予定だ。海軍作戦司令部のイ・ナムギュ海洋作戦本部長(准将)は「わが軍は北のいかなる挑発も強く懲らしめる」とし「緊密な韓米連携体系を基礎に韓半島および域内の平和と安定を支える」と述べた。