毒素を吹き出す「地球の肺」の災難…アマゾンを怒らせた人間の失敗
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.10.20 15:22
「地球の肺」と呼ばれるアマゾン熱帯雨林が一酸化炭素などの大気汚染物質を吹き出している。過去最悪の干ばつや山火事など気候災難が生んだ結果だ。
欧州宇宙機関(ESA)が衛星「Copernicus Sentinel-5P」で16~18日の一酸化炭素(CO)濃度を分析した結果、高濃度の一酸化炭素がアマゾン熱帯雨林地域を中心にブラジルやペルー、パラグアイなど南米一帯に広がっていた。一酸化炭素は無色・無臭・無味の気体で血液の酸素輸送を妨害する人体に有毒な大気汚染物質だ。大気中には約1カ月間留まる。