「汚染水放流」で日本の水産物対中輸出9月は「ゼロ」…ロシアも輸入全面中断
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.10.19 10:38
中国が福島第1原子力発電所汚染水の海洋放流を問題にして8月に日本産水産物輸入を全面中断し9月の輸入が皆無だったことがわかった。
NHKが19日に伝えたところによると、中国税関当局の海関総署が18日に発表した9月の貿易統計で日本産水産物の輸入額数値は記録されていなかった。
中国政府は福島汚染水放流を控え7月初めに日本産水産物に対する放射性物質検査を強化し事実上輸入制限を始め、8月24日の汚染水放流開始に合わせて輸入を全面中断した。
これに伴い、7月の中国の日本産水産物輸入額は前年同月より33.7%減少した2億3451万元(約48億円)、8月は67.6%減の1億4902万元にとどまったのに続き、9月は事実上輸入実績そのものがなかった。
中国は日本産水産物の最大の輸出市場で、日本農林水産省によると昨年の対中輸出額は871億円だった。
ロシア政府も今月16日に中国に続き日本産水産物輸入を全面中断すると発表した。
日本政府は両国の措置が世界貿易機関(WTO)協定違反とし撤回を要求している。