韓国の福島視察団が帰国…「今回の視察が終わりでない、追加分析ある」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.05.27 09:22
21日に福島汚染水放出関連の現場点検のため日本入りした福島視察団が、26日午後4時30分ごろ仁川(インチョン)国際空港に到着した。視察団は「多核種除去設備(ALPS)が放射性物質を十分に除去できるのか、核種を測定するK4タンクの均質化に対する適正性などを重点的に確認した」と明らかにした。視察団は「今回の視察が終わりではない」とし、近いうちに今回の視察結果を公開した後、追加で要請した資料の分析などを加えて最終総合評価を発表する計画だと明らかにした。専門家らは汚染水放出に対する懸念の声があるだけに国民に正しい情報を提供すべきだと強調した。
視察団団長の劉国熙(ユ・グクヒ)原子力安全委員長は空港で15分間ほど続いた取材陣との問答で「2021年8月から原子力安全技術院(KINS)専門家でタスクフォース(TF)を設けて検討した内容に基づき視察した」とし「ALPSとALPSを通過した汚染水を測定するK4タンク、K4タンクから出た汚染水を移す移送設備、希釈・放出設備、放射能化学分析室などを点検した」と説明した。東京電力の放出設備と計画に対する安全性を評価する日本原子力規制委員会についても「評価現況などを把握し、使用前に検査をすることが多く残っていることを確認した」と伝えた。