東海市近隣海域で1カ月に53回の地震…規模大きくなり住民不安=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.05.16 08:36
江原道東海市(カンウォンド・トンヘシ)近隣海域で今年に入り初めてマグニチュード(MM)4.0を超える地震が発生した。韓国気象庁が15日に明らかにしたところによると、この日午前6時27分ごろ江原道東海市北東52キロメートルの海域でM4.5の地震が発生した。震源の深さは31キロメートルと推定した。この1カ月だけで近隣海域で53回の地震が発生した。
揺れのレベルを示す計器震度は江原道(カンウォンド)と慶尚北道(キョンサンブクド)で3、忠清北道(チュンチョンブクド)で2と推定された。3は室内、特に上層階の人が顕著に感じ、停車した車が揺れる程度、2は静かなところにいたり建物上層階の少数の人が感じる程度だ。江原道消防本部によると、「家が揺れた」「何が起こったのか」などの通報が東海で8件、江陵(カンヌン)で6件、三陟(サムチョク)で4件の18件が寄せられた。被害発生の通報はなかったが、一部住民は不安を訴えた。
気象庁はこの日の地震は海底の逆断層で発生したと分析した。逆断層とは地殻プレートの境界で片側のプレートがもう一方のプレートの下側にずれ込むことをいう。気象庁のパク・スンチョン地震火山研究課長は「規模で見ると今回の地震が本震で、これに先立ち発生した地震は前震だった可能性が高い。当分余震が続くものとみられる」と話した。