「血で結ばれた兄弟」と叫んだ尹大統領、トルコに救助隊員を派遣
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.02.07 10:28
尹錫悦大統領は7日午前、トルコの地震被害の支援のため、韓国軍輸送機を利用した救助人材の派遣し、緊急医薬品支援を迅速に推進すさせ、外交部と現地公館を通じてトルコ当局と緊密に協力するよう指示したと大統領室が伝えた。
さらに、外交部を中心に関係部署が協力してトルコ側が追加支援が必要な場合、支援策を積極的に講じるように指示した。
尹大統領は同日午前、ツイッターを通じて「このような困難な時期を送っているトルコとシリアの国民に心が痛む。韓国は、愛する人々を失った方々に深い哀悼の意を表する」とし「韓国戦争で血を流しながら結ばれた兄弟国トルコをできる限りの方法で助ける準備ができている」と救護支援の意思を明らかにした。
6日(現地時間)、AFP通信などによると、今回の地震でトルコで2379人が死亡し、1万4483人が負傷した。シリアでは少なくとも1451人が死亡したことが分かった。
トルコ東南部とシリアでは6日午前4時17分ごろ、M(マグニチュード)7.8の地震が発生した。震源は北緯37.20度、東経36.99度であり、地震発生の深さは約24キロメートルだ。今回の地震は近隣のレバノンやシリア、キプロスなどでも感知された。トルコ災害危機管理庁(AFAD)は「1991年に似た規模の強い地震がトルコ東部のマルマラ海地方を強打し、1万7000人余りが死亡して以来、トルコ史上最も致命的な地震」と明らかにした。
現在、韓国をはじめ米国、英国、カナダ、イスラエル、ロシア、中国、国連、欧州連合(EU)、北大西洋条約機構(NATO)、アラブ連盟(AL)など約45カ国が救護支援に出た。